--年--月--日 --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

祇園囃子 その2

2010年11月21日 00:24

祇園囃子000019

一年かけて、お茶、鉦、太鼓、鼓、三味線、踊り、と仕込み修行をこなしていく榮子。
店出しにはお金もかかります。美代春はお茶屋の女将に30万円もの大金を借り、ようやく榮子は“美代榮”として舞妓になることが出来たのです。


祇園囃子000053

榮子の初めてのお茶席では、車両会社の専務・楠田(河津清三郎)と部下の佐伯(菅井一郎)が、役所の課長・神崎(小柴幹治)を相手に接待していました。8千万円もの受注がもらえるかどうかの瀬戸際です。
美代春を気に入った神崎のために、楠田と佐伯は美代春をあてがい、商談の成功を企てます。一方、女将は専務の楠田を榮子の旦那にしようと美代春に相談します。
そう、時代は戦後とはいえ、まだ旦那の身請けという陋習が公然とあった頃のお話です。
女将は心の底では、金の回収しか頭にありません。男は女を商談の持ち札としか思っていません。
しかし、特定の旦那を持たず、祇園で気楽に生きてきた美代春にとって、榮子が旦那をとるということには気乗りがしないのです。


祇園囃子000085

突然、楠田に襲われ驚いた榮子が、楠田の舌を噛み重傷を負わせてしまいます。この事態に怒り心頭なのは、お茶屋の女将。自分の顔を潰された上に、お得意である楠田を取り逃しかねないのですから。
楠田を病院に見舞った女将は、部下の佐伯から提案されます。仕事を受注するためにも、楠田の怪我の件はともかく、美代春と神崎を一緒にさせたいと。神崎の機嫌を取り戻しさえすれば、今回の失態は許してやるというのです。

祇園囃子000092


立て替えた30万円を盾に、美代春に神崎との関係を迫る女将。しかし、金は「何とかして、お返しします」と、美代春は頑なに断ります。
その日から、祇園のお茶屋中から美代春と榮子の二人には声がかからなくなりました。祇園祭が近づき、町は活気であふれているというのに・・・。
自分のせいだと塞ぎ込んだ榮子は、女将に謝りに行きますが、女将はこれ幸いと、美代春が来なければ榮子はこのまま帰さないと電話をかけてくるのです。

そして、榮子の身を心配する美代春は好きでもない神崎の元に行き、一夜をともにしたのでした。

祇園囃子000120


アプレゲールで無邪気な妹と、アバンゲールでしっかり者の姉。対照的なふたりが血のつながりよりも強い、花街に生きる孤独者同士の絆で結ばれている姿が、この物語のすべてなのです。





コメント

    コメントの投稿

    (コメント編集・削除に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)

    トラックバック

    この記事のトラックバックURL
    http://2ndkyotoism.blog101.fc2.com/tb.php/72-b57a6a21
    この記事へのトラックバック


    Twitterボタン

    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。