10年ぶりの旧橋本遊郭

2020年09月07日 23:38


京都府八幡市にある京阪橋本駅には、かつて橋本遊郭がありました。

昭和初期には80軒以上の廓と400人以上の娼妓がいたともいわれ、このブログでも2011年3月に、いまも色濃く当時の街並みの雰囲気を残す遊郭の歴史を紹介しました。

しかし京都と大阪の間にあって、通勤に便利な同地も、近年の駅前の整備と開発の波で、往時の面影が急速に薄れつつあります。

廃墟同然だった3階建ての橋本遊郭旧歌舞練場(近年はアパート「天寿荘」として運営)も解体されて更地となり、付近の遊郭建築も半分ほどは取り壊され、空き地や新しい家屋に建て直されていました。


およそ10年前と現在の風景を比べ、もう一度、往時をしのんでみましょう。


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《今年7月に取り壊された、かつての歌舞練場跡(2011年3月撮影)》



旧歌舞練場跡が、夢の跡といった情景に・・・。

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《「養神」と書かれた碑と、防火水槽だけが残された歌舞練場の跡地(2020年8月撮影)》

この養神碑は1937(昭和12)年に遊廓再興50周年を記念して歌舞練場に建てられたもの。



踏切の西にあり、同地にとっての象徴的アイコンともいえる遊郭建築はまだ建っていましたが、向かいの理髪店や建物は解体され、線路の向こうに見えていた旧歌舞練場も今は見えません。

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《2011年3月撮影》

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《2020年8月撮影》



もう一つの橋本遊郭の象徴でもある黒壁の建物は健在でしたが、隣地は一般住宅と空き地になっていました。

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《2011年3月撮影》

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《2020年8月撮影》



街並みの南にあった橋本湯は、建物は残っているものの、営業は終了しているようです。

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《2011年3月撮影》

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《2020年8月撮影》



全国にある遊郭跡でも、この橋本の街並みは最後まで残るものだと思っていましたが、まあ、時代の移ろいというのはそういうもので・・・。
近隣には大型スーパーもでき、さらに街並みが変われば遊郭建築好きによるカメラのシャッター音のわずらわしさもなくなり、住民の方にとってはもっと住み心地のよい街になるはず。



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黒壁の建物の屋根瓦にいる恵比寿さんは今もお変わりなく。



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駅前の食事処「やをりき」さんは、週に3日間ながらも現在も営業が行われているようです。



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