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色即ぜねれいしょん その2

2010年10月13日 00:38

(あらすじの・・・つづきです)


夏休みが明けた二学期。伊部は夏休み中の不良モードをそのまま引きずり不良たちと付き合うようになり、貧しい家庭の池山は学費の安い定時制の高校に変わろうかと悩んでいた。
ふと我に返ると、純自身だけが何も変わっていない空虚な元の学生生活を送っているように思えた。

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文化祭の季節が近づいてきた。須藤(古川雄弥)を中心とした不良グループはキャロルのコピーバンドでステージに出演すると意気込み、楽器の出来る純はバックバンドのギターに強引に誘われる。

そんな相変わらず冴えない学生生活の中、オリーブとデートをすることに成功した純。オリーブが純の家に行きたいと言い連れて帰るが、両親はびっくり。

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オリーブの為に作った曲を部屋で演奏する純に、彼女は島での失恋を語る。なんとヒゲゴジラがオリーブの恋人だったのだ。
外に食事に行ってどこかに泊まろうというオリーブと夜のデートに行く純だったが、鴨川の川縁で他のカップルと並んで喋っていても気乗りがしない。
あれほど悶々としていた童貞を捨てるチャンスも、初恋の相手・恭子の顔が浮かんでしまうのだった。
純の気持ちを察したオリーブは「ありがとう、純」とだけ言い残し、彼の元から去って行った。

宗教の授業中、色即是空の意味を習う。一番大事なことは今を生きるということ、との教師(塩見三省)の言葉に心動かされた純は、ひとりでステージに出ること決意する。コピーバンドではなく、自分の歌を歌うのだと。
しかし、人の知らない曲を歌ってみんなに受けるのかどうか自信がない。家庭教師に相談すると「音楽は武器なんや。通信空手よりも強い武器やで」と後押しされる。

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須藤らのバンド“法然ズ”が演奏したのは「パーリ帰依文」。毎月25日の聖日に講堂に並ばされて歌う宗教歌だ(笑)。ロックテイストにアレンジされたむちゃくちゃな演奏を控え室で聴いた純は度肝を抜かれる。不良たちを中心に講堂が一体となって皆がのっていたのだ。

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純は歌おうとしていた曲を急遽変更する。須藤のステージを見るまでは、もっと感傷的で、自己中心的で、要するに格好をつけた曲を歌おうとしていたのだ。
ステージに立った純は、エロ映画を見てムラムラする気持ちで作った曲や、とうてい人前で演奏しようなんて思っていなかった恥ずかしい曲を必死でシャウトしていた。会場は割れんばかりの拍手、そして喝采。

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ステージの余韻に浸りいい気になって、伊部と池山とで学校近くの喫茶店に入る。すると、そこでは須藤らが煙草を吸っていた。
ビクビクする純に須藤は話しかけた。「あれお前、ちょっとかっこよかったな」。

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(あらすじは・・・やっとおわりです、ちと長すぎましたね)



俳優やナレーターとして活躍する田口トモロヲですが、映画監督としては『アイデン&ティティ』(2003年、原作・みうらじゅん、脚本・宮藤官九郎)以来、これが2本目の作品です。

かつてダメ高校生の物語といえば、大槻ケンヂの『グミ・チョコレート・パイン』がありましたが、それを遥かに超える名作ではないでしょうか。
大槻ケンヂの原作をケラリーノ・サンドロヴィッチが監督をしたように、
みうらじゅんの盟友・田口トモロヲが、いい具合に原作『色即ぜねれいしょん』の世界観を壊すことなく映像へ移し替えることに成功しています。






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