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西陣心中 その4

2013年05月21日 17:49

吉田や宮崎らは一杯の後に、やとなクラブへと遊びに行く。座敷に現れたのは、ゆみ。
一同は、あっけにとられ正気に戻るが、ゆみは何事もなかったように接待する。

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ゆみを連れて部屋に行く吉田は、すぐに国に帰れと財布を渡す。「旦那さん、私、京都にいたいんです。京都が好きなの」と財布から金を抜き取り、「こうすれば、ただの男と女よ」と財布で吉田の頬を叩く。

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結局、ゆみの魔性に魅入られた吉田もゆみを抱いてしまう。

さらにはデートクラブのママ・とよも魔性のゆみの餌食に。矢野とゆみとの関係を知って逆上し、発作で倒れる。


玄武神社のやすらい祭りの囃子が鳴り響く中、見事な鶴の帯を織り上げた博之。
業者が高値で買い取りたいという中、とよは展示会に出すからと断る。

そこに現れたのが、ゆみ。「奥さん、私その帯、買いに来たんです。博之さんが私のために織ってくれたんでしょ?」「あほらし、博之はうちにいやへん」と嘘をつく、とよ。

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「お金ならあるんです」と札束を差し出すゆみに「あかん、あかん。どうせ汚いことして、こさえたお金やろ。この帯はな、ちゃんとしたええおうちの娘はんが締めはるんや。あんたみたいな売女に買われたら帯が泣くわ。かえってんか」と一蹴。

ここで、ゆみの形相が変わり、ゆみは博之の部屋へと向かう。

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追いかけてきたとよは「お前がどんなに誘惑しても博之は渡さへん。出ていけ鬼め。博之、だまされたらあかん。あんたは鬼に魅入られているん・・・うちが相手したげる。うちを抱いたらええんや」と、とんでもない展開に。

そこにゆみが出刃包丁を持って現れ、とよを刺す。

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背中に包丁を刺されたまま逃げ惑う、とよ。

帰ってきて修羅場に遭った吉田も、博之に羽交い絞めにされる。
「一体お前はなにもんや。ほんまの鬼か!」と叫びながら、ゆみに刺される。

外で鳴り響く、やすらい祭りの囃子。

着物に着替えたゆみの手を取って逃げる博之。

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行く手には花笠の行列。

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〈本隆寺の北にある築地塀は今も昔も変わりません〉

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〈この市電は北大路線でしょうか(北大路線は1978年廃線)〉

京都駅に着いた二人は、警察に追われ・・・

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ビルに逃げ込む(このビルは京都駅とは距離を隔てた御池通りの本能寺会館)。二人がたどり着いたのは屋上。

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博之はゆみの帯を自分の腰に巻き、飛び降りる。

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鶴の描かれた帯は横たわる二人の上にかぶさるが、ゆみだけが立ち上がり・・・と、なんとも意味深な終わり。

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本作品の熱演賞は・・・成田三樹夫さんのこの表情に決定!

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コメント

  1. 近江源氏 | URL | -

    成田三樹夫

     お久し振りです。
     この映画、ケーブルテレビで以前に観ました。この映画と<幻の湖>と<式部物語>あたりは小生の理解を超える映画です。まさに成田三樹夫の怪演が印象に残る映画。昨年、成田三樹夫の<「鯨の目」成田三樹夫遺稿句集>を入手しました。今でもケーブルテレビの東映ヤクザ映画ではよく見かけますが、23年前の平成2年に逝去していたのに驚きました。彼はカンギレム(仏の哲学者フーコーの師匠)の「正常と病理」(法政大学出版局)などというハイレベルの書物を読んでいたのですね。
     <寝返れば背中合わせに痛むひと>(たぶん彼の絶詠)
     <色々の人々のうちにきえてゆくわたくし>(小生の気に入った一句)
     

  2. t.okuno | URL | -

    成田三樹夫は存在自体が怪優でしたね。

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