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女必殺五段拳 その2

2011年10月17日 23:11

ただ、肝心のアクションはというと、そう大したことはありません。東映の狭い倉庫の通路をそのまま利用した立ち回りでは、如何ともしがたいですからね。むしろ、オープニングの空手衣を着た道場での組み手が一番、サマになっていたのかも(苦笑)。

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表の顔はハリウッドのプロデューサー、裏の顔は麻薬組織の極東支配人というスペンサーを演じているのは、クロード・ガニオン。そう、映画監督のクロード・ガニオンです。

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〈当時まだ20代半ばのはずですが、髪の毛に白いメイクを施すだけで、この貫禄〉

彼は20歳の頃にカナダから来日、1970年代を日本で過ごし、16ミリなどで日本文化を中心とした映像作品を撮っていたようです。そして、その集大成として撮った初監督作品『Keiko』が1979年度のキネマ旬報ベストテン日本映画第3位となり、自身も外国人として初の日本映画監督協会新人賞を受賞。さらに1987年には生後まもなく下半身を切断した実在の少年を描いた『ケニー』でモントリオール世界映画祭グランプリを受賞しました。

まさか必殺技の五段拳でボコボコにした相手が、これほどの映画監督になろうとは悦っちゃんも思っていなかったことでしょう(笑)。

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ちなみにクロード・ガニオンは、千葉真一主演の『殺人拳2』(監督・小沢茂弘、1974年、東映)や、『らしゃめん』(監督・牧口雄二、1977年、東映)にも出演しています。


チャンバラトリオはハリセンをもっての熱演です。元々は三人とも東映京都撮影所所属の大部屋俳優で、古巣に凱旋というところでしょうか。

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〈劇中劇の監督には南方英二〉

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〈撮影所がアジトだと知った志穂美悦子は、小姓に扮して潜り込みます〉


ズーズー弁が特徴で、菊の父親を演じた鈴木正文は、元検事という異色の経歴をもつ空手家。京都に本部を置き、世界中に支部を持つ空手道場「日本正武館」の館長でもありました。一連の東映カラテ映画が成功したのもこの人の存在が大きかったようです。

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田淵岩夫は志穂美悦子演じる菊の幼なじみのクリーニング屋・一平役で登場。意味もなく物まねレパートリーの藤山寛美を披露。

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麻薬密輸の中継地点は、懐かしの「琵琶湖タワー」。

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その駐車場横にあった「ラーメン大学」と走る渡瀬恒彦との夢のコラボ映像!!

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東映時代劇、任侠映画の巨匠と称された監督の小沢茂弘は、この作品を最後に東映を解雇され、監督業を廃業しています。
人気作品を撮っていた頃は、「小沢天皇」と陰で揶揄されるほどの尊大な態度で撮影所を闊歩していた小沢でしたが、映画産業が斜陽となり、東映の多角経営も失敗すると、当時の社長・岡田茂に嫌われていたこともあり、あっけなく首を切られたのでした・・・。


残念ながら西陣織の景気も、映画産業と時を同じくして凋落していくのですが・・・菊の愛車は黄色のポルシェ!

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河原町通り・・・

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御池通りの市庁前・・・

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五条通り・・・

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と、いろいろと走っております。市電や地上を走っていた京阪電車が懐かしい。





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