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無常 その3

2011年10月03日 01:28

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雨の日、姉弟二人きりの屋敷で、能面を見つけてきた百合。能面をつけた二人は酔狂で戯れたあげく、正夫が百合に襲いかかり、越えてはならない一線を越えてしまう。「怖い、恐ろしいことや・・・」と訴える姉に、「何も恐ろしいことあらへん。自然なんや。二人こうなんのが一番自然なことや」と理由にならない理由で納得させる弟・・・。

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母親が東京から帰ってきて、城跡に正夫を呼びに行く百合。そこでまたしても二人は抱擁し、知らないうちにその姿を僧侶の荻野に見られてしまう。

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百合に思いを寄せていた荻野は、やるせない想いを寺の観音菩薩を撫でまわすことで慰めた。

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百合が正夫の子を宿した。正夫は姉と書生の岩下を一緒にすることで、子を産ませようとする。「あんた、うちがあの人に抱かれてもええのんか?」「姉ちゃん、俺たちの間はそんなもんやない。血で繋がっとるねん。姉ちゃんが岩下に抱かれようが、何されようが、その事実は消えはせん。そやろ?」と。

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〈書生・岩下は、実相寺作品の常連である花ノ本寿が演じています。しかし実相寺監督・・・このアングルがホント好きですね(笑)〉

百合と岩下の結婚を画策すると同時に、正夫は荻野に仏師・森への紹介状を書いてもらい、弟子入りすることを決意していた。
正夫の申し出に、荻野は姉弟二人の関係を知っていることを彼に伝え「畜生にも劣るわ」と吐き捨てる。「そやから家を出よういうねん。あなたには関係ないことや。紹介状どないなもんやろ?」「書く。書こう。そやけど、君は二度と家に帰えらんほうがええ」と荻野は忠告した。


正夫の計画通りに、百合と岩下は結婚し、正夫は仏師・森の元に弟子入り。
その10ヶ月後、、実家では百合が男の子を出産し、岩下と仲のよい夫婦を演じていた。

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正夫の両親も跡取りとなる男の子の誕生に上機嫌だった。しかし、久しぶりに実家に帰った正夫と百合は城跡でお互いの情愛を確認し、二人を探しに城跡に上ってきた岩下は姉弟の関係と子どもの出生の秘密を知り、ショックのあまり新幹線に飛び込み自殺をしてしまう。

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〈真実を知りショックのあまりうなだれる岩下と、城跡で正夫と百合が情交を重ねていることを知りながらも、岩下が上ることを止めようとしなかった僧侶の荻原〉


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京都での仏師修業も板についてきた正夫だったが、今度は師匠の後妻・令子(田中三津子)と関係を持つようになっていた。師匠の森は男としての能力をすでに欠いていて、令子は性欲のはけ口を正夫に求め、さらに森は正夫と妻との情事を盗み見ることで、仏像彫刻に打ち込む精気を得ていた。それを知っての正夫の行動でもあり、ついには三人一緒に床を列べて寝る関係に・・・。
「私は先生のお力になりたいのです。私は令子さんを間に先生と交わりたく思います・・・女なんか何でもありません。女は好奇心の動物です。すぐ馴れ、歓び、三人でなければ満足しなくなりましょう。先生の奥さんにふさわしい女やと思います」。

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〈正夫の言葉に満足げな表情を浮かべ、仏像彫刻に取りかかる森(岡田英次)〉

しかし、そんな父・義母・正夫との異常な三角関係を知った森の一人息子・康弘(佐々木功)が荻野の元に相談に行き、愛欲に溺れた正夫の正体を知らされる。そして荻原は京都での正夫の振る舞いに憤りを覚えていた。

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〈「観音さんもおかしな人間の手で作られてはりますわ・・・薄気味悪い」と康弘は荻原にこぼす〉





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