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醍醐寺(上醍醐) その4

2011年09月10日 00:31

現存の「薬師堂」は保安2(1121)年の建立。檜皮葺の入母屋造。国宝です。

DSC02326_R.jpg 〈薬師堂〉

もともとは国宝で本尊の薬師三尊像などを安置していましたが、本尊は火災や盗難の災難から逃れるために、平成12(2000)年から下醍醐の霊宝館に移され、今は門扉を固く閉ざしています。
これこそが・・・がらんどう・・・ですね。


ちなみに薬師堂の下には舞台のように四角に盛り上がった礎石跡がありますが、ここにはかつて経蔵がありました。

DSC03715_R.jpg 〈経蔵跡〉

が、これも昭和14(1939)年の山火事で焼失したのです。


そして、待ちに待った唯一の自動販売機がありましたが・・・、

DSC03662_R.jpg DSC03663_R.jpg

種類がコーヒー、お茶、水の三種類。しかも350ミリリットルの小さなペットボトルが150円。さらに、この自動販売機には蜘蛛の巣がはってるわ、ディスプレイの中に蛾が死んでるわで・・・。


DSC03677_R.jpg 〈五大堂〉

「五大力さん」の愛称で親しまれ、柴燈護摩を炊き上げて五大明王の功徳を讚えるのが「五大力尊仁王会」。その中でも余興の“力餅比べ”は京都の風物詩として有名ですが、毎年2月23日に行われているのが、この場所です。
もともとは国家鎮護の祈願道場として聖宝が開いた五大堂も、昭和7(1932)年に焼失し、現在の建物は昭和15(1940)年に再建されました。

DSC02334_R.jpg

五大堂の正面に列んでいるのは、観賢(聖宝の弟子で醍醐寺の第一世)、聖宝、役行者です。


さて、ようやく頂上に到達です。


DSC02354_R.jpg 〈如意輪堂〉

桃山時代に建てられた舞台造りの「如意輪堂」。

DSC02336_R.jpg

聖宝により准胝堂とともに建立されたと伝わっていますが、現在の建物は慶長年間に豊臣秀頼によって再建されました。


DSC02342_R.jpg 〈開山堂〉

如意輪堂の隣に建つ「開山堂」も同じ時期の慶長11(1606)年に豊臣秀頼により再建されたもの。

DSC02345_R.jpg

開山堂の堂内には、聖宝像、弘法大師像、醍醐寺第一世座主・観賢像が安置されていたことから、もともとは御影堂と呼ばれていました。


DSC03709_R.jpg
〈左の社が白山権現、右が開山堂〉

如意輪堂、開山堂、そしてその両堂に挟まれた白山権現を祀る社のある、ここが醍醐山頂です。

DSC02346_R.jpg

標高は450メートル。山道を登るつらさからいえば、思ったほど高くはなかったです。
ここからは晴れた日には大坂・宇治の景色が一望できますが、う~ん、ビミョ~な景色・・・。

DSC02340_R.jpg


そして開山堂の正面階段を下がっていくと、「上醍醐陵」があります。

DSC02348_R.jpg 〈上醍醐陵〉

平安時代中期の白河天皇皇后賢子と、その娘の媞子(ていし)内親王、令子内親王、さらに鳥羽天皇皇女・禧子内親王の陵墓だそうです。


さすがに下りは、距離もだいたいわかり、そう疲れずに下りられました。最後に女人堂のお坊さんが「お疲れ様でした」と声をかけてくれたのが、醍醐寺拝観唯一の救いでしたね(笑)。



それにしてもこの醍醐寺は、他の真言宗の大寺院と比べても、(伽藍の広さのせいでもあるのでしょうが)管理の行き届いていない点が、やや目についてしまいます。
そして中世・近世での山火事や落雷による伽藍焼失は仕方ないにしても、近年にも伽藍焼失を繰り返している姿は・・・。

さらに、伽藍護持のための拝観料は必要なのでしょうが、三宝院600円、霊宝館600円、下醍醐600円、それに上醍醐への入山料600円で計2400円はちょっと高すぎっ。
三ヵ所まとめてで買えば1500円+入山料600円で2100円らしいのですが・・・、“ありがたさ”に払うのが拝観料であって、当たり前のような顔をして事務的に何度も請求されると少し腹も立ってしまうのです。

それなりに拝観料が高くても“もてなし”の精神があれば、参拝者(=客)としては、不満もないのでしょうが、今の醍醐寺にはこれほど多額の拝観料を払うだけの価値は残念ながら見あたらなかったですね・・・。





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