--年--月--日 --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

おもちゃ その2

2012年03月16日 23:46

オープニングは・・・酷いです。花街のおどりや季節のスチール写真をバックにスタッフ紹介で始まりますが、なぜかスチール写真を意味もなく揺らし、観ている者を酔わせようとするかのような不快な演出。
そしてオープニング音楽が、子どもの歌う童謡「ちょうちょう」というのも(苦笑)。歌詞に意味を持たせたのでしょうが、安っぽいテレビドラマのような始まりに嫌な予感が・・・。

さらに、主人公・時子役の宮本真希が出てきたと思えば、いきなりモノクロの静止画の中を走って通り過ぎ・・・、これはトンデモ映画に当たってしまったと思いましたネ。モノクロ写真との合成って、発想が斬新すぎます。

WS000025_R_20110523210334.jpg


時子(宮本真希)が仕える「藤乃家」の女将・里江には富司純子。三人の先輩芸妓には、照蝶(南果歩)、染丸(喜多嶋舞)、君竜(魏涼子)。照蝶と君竜は客を取ったの取られたのと喧嘩を繰り返し、染丸は自由奔放に振る舞い・・・そんな彼女たちとの対照で、余計にしおらしく見える時子。

WS000138_R.jpg


「藤乃家」が安泰なのは、女将・里江の芸妓時代からの旦那・吉川(津川雅彦)がいるからで、呉服問屋を営むこのパトロンからの月々20万円の援助によるところが大きいのです。

ところが大学生の吉川の息子と照蝶(南果歩)が、ただならぬ関係となって、それに激怒した吉川と「藤乃家」との関係が断絶。すべては家業で稼いだ金を置屋に吸い取られないようにとの吉川の息子の策略でした。

WS000062_R.jpg


「藤乃家」では時子の仕込み期間が終わり、舞妓になるという時になって、パトロンを失ってしまった里江は、かつて吉川と天秤にかけ関係を清算したはずの三上(三谷昇)に泣きつきます。そして支度費用を出してもらう代わりに三上と一夜をともにするのです。

WS000406_R.jpg
〈この役に三谷昇をもってきますか(笑)〉


水揚げの相手も決まり、一日だけ暇をもらった時子は、幼なじみの山下(月亭八光)が働く材木工場に赴き、遠くから彼の働く姿を線路越しに見守っています。

WS000448_R.jpg

声をかける事もなく、ただ一粒の涙をこぼす・・・。この場面が唯一、時子の感情が垣間見える一瞬なのでした。

WS000456_R.jpg
〈時子がほのかな思いを寄せる幼なじみが、なぜに・・・月亭八光(苦笑)。まっ、演技はさほど悪くなかったですけど〉


そして、いよいよ水揚げの当日、北山に土地を持つ大金持ちの老人・田村(加藤武)に抱かれても、感情を表に出さない時子の振る舞いによって、先の線路越しに遠くから幼なじみを見守っていた姿が、余計に切なく映るのです。

WS000528_R.jpg
〈ただし、この水揚げの場面で、勇ましいオーケストラの協奏曲風の音楽が、まったく映画とそぐわないのが、残念〉


おまけ・・・東映の制作で深作作品というだけあって、福本清三さんも刑事役でワンシーン出演!

WS000350_R.jpg





コメント

  1. ぽん | URL | -

    その出だしは仁義なき戦いを思わせますね。
    深作欽二が花街の話を撮るとこうなる・・・なんでしょか。

    すいません、突っ込みにいちいち爆笑してしまいました。

  2. t.okuno | URL | -

    やっぱり深作欣二の真骨頂はバイオレンスにありますね。深作欣二は好きじゃないけど(苦笑)。

コメントの投稿

(コメント編集・削除に必要)
(管理者にだけ表示を許可する)

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://2ndkyotoism.blog101.fc2.com/tb.php/266-bd78fac7
この記事へのトラックバック


Twitterボタン

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。