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尼寺(秘)物語 その2

2011年05月29日 02:31

舞台は昭和10年頃の京都。

門跡寺院・琳光寺には門跡である御前の秀英(三田佳子)をはじめ、浄真(藤純子)、恵照(荒木雅子)、法順(悠木千帆、現・樹木希林)、そして下女のはな(大原麗子)が住んでいた。

格式はあっても貧乏寺である琳光寺の本堂は白蟻に食い荒らされ、早急に改修しなくてはならない状態だった。

その頃、琳光寺が属する宗派の宗務総長に覚全(若山富三郎)が就任した。しかし覚全は琳光寺の修繕に乗り気ではなく、御前の秀英は浄真を折衝役に粘り強く交渉することに。

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〈饅頭を食う宗務総長の覚全(若山富三郎)と、琳光寺の尼僧・恵照(荒木雅子)。宗務総長とは会社で言うところの代表取締役みたいなものです。大抵の宗派では、任期毎に一般寺院の僧侶の中から選挙で選ばれます。〉

覚全は琳光寺の窮地につけ込み、美貌の浄真を我がものにしようと試みる。茶屋の一室に浄真を呼び出し、自分と付き合うことを条件に修繕を約束し、強引に手込めにしてしまった。

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〈覚全と浄真の秘め事を(笑)外からうかがうキク役の津川雅彦。目ヂカラが半端ないです。〉

男手がなく不自由していた琳光寺に、覚全の紹介で、キク(津川雅彦)という寺男がやってきた。
ほどなく、下女のはなは奔放に振る舞い、彼と深い関係になる。その様子を見た浄真は、嫉妬ともとれる感情を抱く。深く心に影を持つキクに、浄真も好意を抱いていたのだった。

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〈覚全が行きつけのお茶屋の女将役は丹阿弥谷津子。やり手婆のような小汚い老婆役は沢村貞子。後に、沢村貞子の役は、口減らしのため寺に送り込んだ、はなの実母だとわかります。〉

修繕はというと、覚全の約束とは違い、なかなか進まず、琳光寺は独自に檀家らの寄付で行おうと茶会を催す。
ところが、キクと浄真の仲を詮索したはなが逆上し、多額の寄付をしてくれた長屋大造(曽我廼家明蝶)が持参した家宝の茶器を叩き壊し、浄真を窮地に追い込む。

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結局、長屋への弁償として、それまで貯まっていた修繕費をあてがうこととなった。
責任を感じた浄真は、もう一度、覚全に相談するが、覚全は交換条件として、琳光寺の寺宝である御所人形「慶光さま」を盗み出すよう命じる。覚全は金に困り、宗費を横領し、「慶光さま」を売り払うことで、その補填にしようと企んでいたのだった。

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〈これが重文級の人形「慶光さま」!! 歴代の門跡に可愛がられてきたという曰く付きの人形ですが・・・重文級の御所人形って〉

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〈覚全馴染みの小道具屋の主人役は芦屋雁之助〉

もちろん浄真は断る。と同時に、自分をもてあそんだ覚全に殺意を抱き、殺すことを決意する。
短刀を秘めた浄真が覚全馴染みの茶屋に赴いた頃、当の覚全はキクに呼び出されて、琳光寺の裏山に来ていた。そしてキクの手によって覚全は絞め殺され、埋められる。その傍らには、御前である秀英の姿もあった。

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浄真は寺を去る。が、彼女のお腹には覚全の子が宿っていた。
また、覚全の宗費使い込みがあきらかとなり、彼は逐電したと喧伝され、死んだことはキクと秀英以外、誰も知らない・・・。

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〈琳光寺を去り、川の向こうを歩く浄真と、大日本帝国陸軍の行進。時代背景を強引にねじ込んできましたね(苦笑)〉


おまけ。

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長屋大造(曽我廼家明蝶)の妻役は、ミヤコ蝶々。ちょい役ですが、漫才口調で存在感を出そうと躍起になっている姿が興醒めです。それに比べて、相方の南都雄二はどこに出ていたのかわからないほどの、さらにちょい役での出演でした(始まってすぐに出てくる履物屋の主人役でした)。





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