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東寺 初弘法 その1

2011年01月21日 23:51

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弘法大師空海の命日は承和2(835)年3月21日。この命日にちなみ、毎月21日は「弘法市」がひらかれ、境内は多くの人で賑わいます。1月の「初弘法」と12月の「終い弘法」の人出は大変なものですが・・・今日は「初弘法」でした。


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東寺は正式名称を「教王護国寺」といいます。いえ、“本当”の正式名称は「金光明四天王教王護国寺秘密伝法院」というそうですが・・・テストには出ませんので憶えなくて結構です(笑)。現在は東寺真言宗の総本山です(空海を開祖とする真言宗は現在、十六ほどの派に別れています)。

創建は桓武天皇の延暦15(796)年。国家鎮護の公の寺として、西寺とともに建てられます(西寺は次第に荒廃し、鎌倉期にはほぼ歴史上から姿を消してしまいました)。

創建から20数年後の弘仁14(823)年、弘法大師空海が嵯峨天皇から東寺を賜ります。皇族、武士から、庶民に至るまであらゆる階層の人びとから信仰を集めました。

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さて、東寺といえども京都にある数多の寺院同様、戦乱や火災に遭い、創建当時の建物は現在ひとつもありません。しかし、伽藍配置や建物の規模は創建当時のまま再建されてきたようです。


東寺 初弘法02716 〈うしろに映るのが金堂〉

金堂とは本堂のことです。文明18(1486)年に焼失しますが、慶長8(1603)年に豊臣秀頼の寄進により再建されました。


東寺 初弘法02647 〈食堂(じきどう)〉

食堂は観音堂とも呼びます。縁日では、食堂のまわりに四国八十八ヶ所の掛け軸を掲げ、巡礼を再現したお砂踏みが行われます。巡礼の簡易版です。


東寺 初弘法02665 〈五重塔〉

五重塔は高さ55メートル。木造では日本一の高さです。現在の塔は、寛永21(1644)年に再建された5代目です。走る新幹線の手前にそびえる五重塔のロケーションは京都ドラマのオープニングには欠かせません。


都名所図会 東寺

八幡山教王護国寺秘密伝法院〔東寺又左寺とも号す〕大宮の西八条の南にあり、真言宗の源にして、開祖は弘法大師。旧此地は大内裏の鴻臚館にして、来朝の賓客を設る所なり。漢朝の鴻臚館を不空三蔵に給て精舎を営し其例に准じて、弘仁四年左寺を空海に給ひ、右寺を守敏に賜ふ。抑弘法大師は讃州多度の郡屏風浦の産にして、光仁帝宝亀五年に誕じ給へり、十八歳にして大学に至り志仏経にありて遂に出家して、延暦十四年東大寺の檀にのぼり、具足戒をうけ、名を空海と改む。霊夢によりて和州高市郡久米の道場の東塔の下にて、大毘廬遮那神変加持経を得たり。文議暁しがたければ延暦廿三年五月に入唐して、唐の貞元廿一年二月十一日、青龍寺の慧果阿闍梨に謁し、かの経の奥義真言秘密をつたへ、大同元年十月に帰朝して伝来の密法を弘む。ある時嵯峨天皇勅ありて、内裏において諸宗の名僧をあつめ、空海にめんめん尋る所の宗義を論ぜさせ給ふに、空海の曰、我宗は大日神変の真言一度阿字を観ずれば即身成仏すといへり、諸宗一同にこれをやぶり議論をさまらざりければ、帝空海に即身成仏のしるしをなすべしと勅ありければ、則五蔵三摩地観に入、忽首より五仏の宝冠を出し身より五色の光明を放ち、面貌金色にして毘廬遮那仏となる。帝は御座よりくだり給ひ、諸宗の僧は合掌して地にふしけり、これより議論なかりければ、宗風日本に弘り、弘仁七年に紀州高野山を賜て金剛峰寺を建立し、仁明帝御宇承和二年三月廿一日六十二歳にして高野山に入定し給ふ。其後延喜廿一年に弘法大師と謚を宣下し給へり。〔日本に生死不思議の人三人あり。生あつて死なきは空海、死はあつて生のなきは天満神、生も死もなきは人丸なり〕

〈『都名所図会』(安永9(1780)年刊行)より 東寺〉




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東寺 初弘法 その2

2011年01月21日 23:54

京都の二大縁日は、21日の「弘法さん」と25日の「天神さん」です。


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弘法さんが“晴れ”て、天神さんが“雨”なら、「今月は弘法さんの勝ち」などと京都人は言うとか言わないとか。
それほど両者は地元民に馴染みの深い縁日なのです(最近は百万遍知恩寺で毎月15日に開かれる「手づくり市」も人気ですが)。


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さて、弘法市は単なる縁日ではなく、「骨董市」を称するだけあって、なかなかの逸品が揃っています。天神さんの市よりも骨董品は格段に見物が多いですねえ。



特に南大門から入って講堂に至るまでの境内には、おもしろい骨董品が、うじゃうじゃと・・・。


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着物も市では恒例の商品ですね。一着300円の投げ売り品から、ン万円のものまで。


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ひょっとこや、おかめのトンボ玉。ひとつずつ表情が違いました。これだけ揃っていれば欲しくなっちゃいますが、揃っているからよく見えるのですけどね。


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農具も売っています。年季が入っていますね。


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魚型の古錠前。材質は真鍮でしょうか。


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竹細工の昆虫。


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・・・瓶。売れればいいけど、売れずに持って帰るのは辛いですね。


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店主の几帳面さをうかがわせる並べ方です。見せ方が上手いと、購買意欲をそそられますね。



東寺 初弘法 その3

2011年01月21日 23:56

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お、骨董市にはいろいろな人がいますよ・・・。


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首のない女将さんと、ひょっとこ。女将さんが福耳すぎます。


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狸の女将さん(笑)。顔が黒く煤けたように見えて・・・不気味です。


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泣き笑い・・・。


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泣き笑いと・・・十字架。


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・・・笑いと・・・笑い。


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えっと・・・どちらさん、でしたっけ?



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象をかたどった香炉。かなり巨大なものです。高さ80センチくらいはあったでしょうか。
「大清乾隆年造」とあり、清の乾隆帝の世(1736年―1795年)につくられたものらしいですが、真偽の程は・・・。

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ホンモノであってもニセモノであっても、このすばらしさは、本日の骨董品ナンバーワンですっ!



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