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母を慕いて

2011年10月25日 22:57

母を慕いて 監督・斎藤寅次郎 1951年


中学二年生の美空ひばりが主演。ちょうどこの作品の2年前、12歳の時に初主演映画『悲しき口笛』(監督・家城巳代治)が公開され、大ヒット。自らが歌った主題歌が45万枚も売れ、一躍国民的人気歌手となっていました。

その後、斎藤寅次郎が監督となり多くの“ひばり映画”が作られましたが、これもそのうちのひとつ。

まあ、美空ひばりの歌声、そして当時のスター(の強引なキャスティング)・・・それが見られるだけで、この頃のファンにとってはこれでよかったのでしょう。

ただ・・・バタヤン(田端義夫)って、こんなにも軽かったのね・・・。


あらすじを紹介するほどの映画ではありませんが・・・、

弥生(美空ひばり)は瀬戸内海の島に住む12歳の少女。父(坂本武)と母(沢村貞子)にかわいがられて育ちましたが、島に突然、京都から夏江(坪内美子)という女性が現れました。

夏江は弥生の生みの親だったのです。祇園の芸妓だった彼女は、ようやく置屋を営むまでになり、生まれてすぐに手放した弥生を引き取りに来たのです。

子のいない父と母に我が子同然に育てられた弥生は、京都への生活に憧れ、あまりにもあっけなく島を離れる決意をします。

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島で弥生が慕った仲のいい“おじさん”こと芳夫(田端義夫)は運転手になることに憧れ、弥生が京都に出ることを知ると、自分もいつか京都に行くと約束します。

弥生を京都で待ち受けていたのは、芸の稽古。しかし筋のいい弥生は、踊りも歌もそつなくこなし、楽しい毎日。唯一の不満は実の父親がいないということ。

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実母の夏江は、父親は戦争でなくなったかもしれない・・・と誤魔化しますが・・・。

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そして島で仲の良かった芳夫は、タクシー運転手となって京都に出てきました。

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ここで映画の展開上、やや強引に当代スターの顔見せが始まります。

ヒットソングシリーズ「歌のホームラン」と題して、実際に大阪球場(難波スタジアム)で行われた歌謡祭の映像が流れ、弥生こと美空ひばりは、祇園を代表して登場という設定に。

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映画では、近江俊郎、灰田勝彦、田端義夫、岡晴夫、川田晴久、淡島千景ら美空ひばりと馴染みの深いスターたちが登場し、バタヤンにいたっては、芳夫役の田端義夫が客席から自らの出演シーンを見て「よく似てる」なんていうワンパターンのやりとりもあって(苦笑)。

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さて、その歌謡祭の会場では、弥生の実の父である小倉(日守新一)が、友人の近藤(伴淳三郎)から娘の存在を聞きつけて見に来ていたのです。

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そして、東京に住む小倉は弥生の今後の教育のことを考え、夏江に弥生を引き取らせてほしいと懇願するのでした。

島から京都に出てくる時は、あっさりやってきた弥生でしたが、東京行きは少し渋ります(笑)。

それでも、自分の将来のことを思う実の父と母の気持ちを考え、東京の小倉の家にやってきたのですが・・・その家には小倉の妻・秋子(清川虹子)と息子・武男(西岡芳雄)がいて・・・。

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何かと弥生に冷たくあたる秋子と、イタズラをしても弥生のせいにする意地悪な武男。

さらに、ホームシックにかかっていた弥生の元に、突然、母・夏江の危篤の知らせが芳夫によってもたらされるのです。

WS000620_R.jpg 〈四条大橋〉

急いで祇園に帰った弥生でしたが、夏江は床に伏したまま。弥生は母を元気づけようと、舞を踊ります。

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しかし、その甲斐もなく母は亡くなり、東京からやってきた父とともに墓前に参り、東京で勉学に励むことを誓うのです。

ところが京都のホテルに父と帰ると、そこには秋子と武男の姿が・・・。秋子は無断で小倉が京都にやってきたことに腹を立て、離婚を決意していました。

そんな両親の不仲に幼い武男が割って入り、しかも弥生が武男のイタズラを庇ってやっていたことも秋子の知るところとなり、ハッピーエンド。

なぜか、家族全員で島にいる弥生の養父母に会いに行くのでした・・・もちろん芳夫もネ。

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近江俊郎は芳夫ことバタヤンの恋敵役としても登場。

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