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舞妓物語

2011年08月12日 00:24

舞妓物語 監督・皆元洋之助 1987年

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祇園の置屋に生まれた高校生の主人公が、学校生活と芸事との狭間に揺れながら青春を謳歌するという、1980年代に量産されたアイドル映画の中の一作。

主演は岡本舞子、相手役は三好圭一。監督は皆元洋之助、脚本は金井貴一と東多江子の共同執筆・・・って、誰も知りません。

しかも、この主演をつとめた岡本舞子と、当時ジャニーズ事務所所属だった三好圭一の二人は、映画公開直後に芸能界を引退するという、まったくもって事務所と制作サイド泣かせの結果となり、今ではこの映画の存在はおろか、そんなアイドルがいたことを知る人もほとんどいません(岡本舞子というアイドルは、なかなかに売れそうな雰囲気を持っていたのに、もったいなかったですネ)。



老舗のお茶屋「萩乃屋」の一人娘・篠原友佳(岡本舞子)は17歳の高校生。母(伊藤栄子)も祖母(荒木雅子)も代々芸者の家系で、自らも芸事の修行に励むことを条件に高校に通っている。

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〈「萩乃屋」がある場所は祇園新橋のたもとという絶好のロケーション。現在の甘味処「ぎをん小森」さんの建物が外観として使われています〉

友佳は高校ではサッカー部のマネージャー。といっても部員11名の弱小チームで、初勝利を目指して部員たちは練習に打ち込んでいた。しかし友佳の気になる存在でサッカー部のエース・松宮恭平(三好圭一)は練習をサボってばかり。

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〈友佳の担任でサッカー部の部長には江藤潤〉

恭平の母・範子(赤座美代子)はデザイナーになる夢を追って単身パリに渡って音信不通。友禅職人だった父は早くに亡くなり、今は同じく友禅職人をしている叔父夫婦とともに暮らしていた。

舞妓になる決心がつかない友佳に、舞妓としての一本立ちの話が持ち上がる。そして姉さん芸妓と姉妹の契を結ぶという大事な日に、彼女は恭平を誘い愛用のバイクで京都を離れ、海へと向かった。

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しかし結局自分には舞妓になる道しかないことを悟り、愛用のバイクも恭平に譲って、ひとり祇園へと帰る。

一方、そんな友佳の姿に触発された恭平は、父の後を継ぎ友禅職人になることを決心。そしてサッカー部の練習にも熱を入れ、ついにチームは悲願の一勝を手にする。

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〈恭平の叔父には、小林稔侍。叔母には、きたむらあきこ〉

ところが次の試合の目前に、恭平がバイクでトラックに衝突してしまい、下半身不随で入院。恭平自らが染め上げた友禅の反物を母に渡したいという願いを叶えるために、友佳は贔屓の大河原(山内としお)を誘ってパリに飛ぶ。

一向に恭平の母親の所在がつかめない友佳らだったが、ある名案を思いつく。舞妓姿となってエッフェル塔のたもとで舞を踊り、ニュースをマスコミに流して探し出そうとするのだった。

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ところが結局見つけることも出来ず、途方に暮れて帰ろうとした時、偶然立ち寄ったカバン店で恭平の母・範子と出会う。

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デザイナーを諦めていた範子だったが、恭平の友禅から生み出した新しいデザインの洋服はファッションショーでも評判を呼び、もう一度デザイナーとして生きることを誓う。

喜んで帰ってきた友佳を待ち構えていたのは、恭平の危篤という知らせ。そしてついに恭平は帰らぬ人となる・・・。



祇園、知恩院三門、平安神宮、鹿ヶ谷、白川、八坂神社、四條大橋、渡月橋とロケーションは鉄板ともいえる京都名所のオンパレード。

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そして舞妓姿のまま主演の岡本舞子がカラオケで自分の持ち歌を歌ったり、とアイドル映画の定番シーンももれなく挿入。

さらに、お茶屋の客として火野正平が登場したかと思えば・・・
友佳「お客さん外国人?」
火野「ちゃう、芸能人」
友佳「見たことないなあ・・・。なんかテレビ出てはる?」
火野「・・・まあ、週刊誌が多いね」
友佳「あ・・・」
・・・と、単なる自虐ネタ(苦笑)。

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フランスロケまでしてお金を掛けているのに、完成してすぐに主演が芸能界を引退されては、作ってる方もやりきれませんネ。おそらくDVDになることもないでしょうから、残念ながらこの作品も時代から消えていくことは間違いないようです。


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〈「萩乃屋」の先輩芸妓・鶴太郎には美保純〉



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